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ご挨拶
第9回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会甲信越支部学術集会
会 長 宮下 義啓
(山梨県立中央病院 呼吸器内科)
このたび、第9回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 甲信越支部学術集会を2024年6月22日(土)に山梨県甲府市で開催するはこびとなり、「人生の質を高めるための呼吸ケア・リハビリテーション」を学術集会のテーマといたしました。
山梨県では2016年4月に昭和大学富士吉田教育部 教授の田中一正先生(現 あそか病院 院長)が山梨県呼吸ケア・リハビリテーション研究会を立ち上げ、山梨県内の多職種での研修会の土台を作られました。会の活動はその後さらに活発になり、白根徳洲会病院の河西富彦先生(現 赤坂台病院 院長)、大久保内科呼吸器科クリニックの深澤一裕先生へと会長が引き継がれ、コロナ禍でのオンライン研修会の開催も強みとなり全国から毎回参加者が集まる研修会となりました。そのような活動をきっかけに、医療現場での呼吸ケアへの関心が高まり、県内の呼吸ケアに携わる医療職の交流が活発になりました。
呼吸不全の患者様に対しては、酸素療法、人工呼吸、排痰・呼吸リハビリ、栄養管理などそれぞれの柱に医師、看護師、理学療法士や臨床工学技士などのコメディカルスタッフ、薬剤師、栄養士および事務職も含めた多職種連携が医療現場で進んでいます。患者様の症状を軽減し、少しでも日々の生活を前向きに充実したものとして過ごしていただけるような呼吸ケアについて、疾患の病態や治療法の理解、適切な医療機器の選択、患者教育や症状緩和をはじめとした看護ケア、薬物療法、理学療法をはじめとするリハビリテーション技術などを多職種で学び、活発な意見交換を行えるような場の提供を今回の学術集会の目標といたしました。
富士山やワイン、温泉、季節の果物を楽しむ観光が自慢の山梨県です。今回もハイブリッド方式での開催を予定していますが、多くの方に山梨にお越しいただきまして、参加者同士で活発な意見交換ができるような学術集会となりますよう、皆様のご参加をお願いし、お会いできることを楽しみしております。